「今の状況、どこに相談すればいいんだろう…」と不安になっている方へ。
契約やお金のトラブルは、初めてだと判断が難しく、焦ってしまうこともあります。でも大丈夫です。
このページでは、落ち着いて安全な選択ができるよう、公的な相談先の使い分けをやさしく整理しました。
お金の不安は「188」、危険を感じたら「#9110」、契約トラブルは「法テラス」。まずはこの3つだけ覚えておけば大きく迷いません。
もちろん、今のあなたの状況がどれに当てはまるのか、すぐに判断できないこともあります。
そんなときは、ひとつずつ状況を整理しながら、最適な相談先にたどり着けるようにサポートします。
- あなたの状況から最短で相談先を選ぶ方法
- トラブルの種類別に「どこに相談すべきか」すぐ判断できる早見表
- 相談前に準備しておくと安心なチェックリストや証拠保存のコツ
怖かったり、戸惑ったりするのは当然のことです。一人で抱え込まず、まずは情報を整理するところから一緒に進めていきましょう。
まず「今の状況」から最適な相談先を判断する
不安なときこそ、落ち着いて状況を整理することが大切です。
ここではトラブルの種類ごとに、「どこに相談すればいいか」を最短で判断するための基礎をまとめています。
無理に結論を急がなくても大丈夫です。ひとつずつ確認していきましょう。
迷ったときは「何が起きているか」を基点にすると、相談先の選び方がブレにくくなります。
トラブルの種類で相談先はまったく変わる
ひとくちに「トラブル」といっても、金銭・危険・法的な問題など、背景によって適切な相談先は大きく変わります。最初に種類を整理することで、動くべき方向が見えやすくなります。
- お金を要求されている(交通費・手数料・急な支払いなど)
- 脅し・強い不安・危険を感じるメッセージが届いた
- 契約・返金・法的な判断が必要になりそう
どれに当てはまるか分からないときは、二つ以上の窓口に相談しても問題ありません。
判断のコツ:警察・消費者センター・法テラスの役割の違い
相談先を選ぶうえで大事なのは、「それぞれが担当する領域を知っておくこと」です。
誤った窓口を選んでしまうと、たらい回しになり不安が長引くことがあります。
一般的な役割を整理すると次のようになります。
- 消費者ホットライン188:お金の請求・サービストラブルなどの相談
- 警察相談 #9110:不安・危険・脅しを感じたときの相談
- 法テラス:契約・返金・法律判断が関わるトラブルの相談
もちろん、ここに挙げた内容はあくまで一般的な目安です。詳しい対応範囲は各機関の案内をご確認ください(出典は後でまとめて記載します)。
初めてでも迷わない「3ステップ診断」
はじめて相談するときほど、「どこに連絡すればいいのか分からない」と悩みやすいものです。
以下の3ステップは、迷ったときに落ち着いて判断するためのシンプルな指標です。
Step1:お金・危険・法律のどれに近い?
まずは「どんな種類の不安なのか」をざっくり分類します。正確でなくても大丈夫です。
Step2:いま一番心配しているポイントは?
金銭か、安全か、手続きか。優先したいポイントで相談先が変わります。
Step3:迷ったら安全側に倒す
「これは危ないかも」と感じたら、無理に自己判断せず、安全性の高い窓口を優先してください。
相談は無料で行える窓口も多く、早めに動くことで問題が大きくなるのを防ぎやすくなります。
状況別:どこに相談すべきかの早見表
「まず、どこに相談したらいいのか分からない…」という方のために、代表的なケースごとに最適な窓口を整理しました。ここに当てはまるものがあれば、迷わず行動できます。焦らなくて大丈夫です。
ゆっくり照らし合わせてみてください。
- お金の請求・不審な支払い → 188(消費者ホットライン)
- 脅し・危険・不安・身の安全 → #9110(警察相談)
- 契約・返金・法的な争い → 法テラス
金銭要求・詐欺の疑いがある場合(消費者ホットライン188)
出会い関連のトラブルで特に多いのが「急にお金を求められた」「理由をつけて支払いを迫られた」といったケースです。交通費・手続き費用・やり取りのためのポイント購入など、形はさまざまですが、金銭絡みの相談に強いのが消費者ホットライン188です。
消費生活センターにつながり、料金・返金・契約のトラブルについて中立的にアドバイスが受けられます。
支払い前でも相談できますし、「これって詐欺かも…」という段階でも問題ありません。
状況を整理するだけでも、落ち着きやすくなります。
犯罪被害・脅し・危険を感じる場合(警察相談 #9110)
「怖い」「身の危険を感じる」「脅された気がする」など、不安が強いときは#9110(警察相談)」が最適な窓口です。犯罪につながる可能性がある場合は、専門の相談員が状況に応じてアドバイスしてくれます。
危険を感じるときは、無理に一人で判断しないでください。警察への相談は「迷っていても」して問題ありません。
相手が見えないオンラインのやり取りでも、脅しや不安に関する相談は受け付けています。緊急性がある場合は110番が適切になることもあります。
相手との契約・返金・法的トラブルが関係する場合(法テラス)
「相手と金銭の約束をしてしまった」「返金を求めたいがどうすればいいか分からない」など、法律的な判断が必要になりそうな場合は法テラスが適しています。
法律の専門家につながる総合窓口で、状況を整理しながら次のステップを相談できます。
契約内容が複雑だったり「返金できるのか判断できない」と感じるときは、一度確認だけでもしておくと安心です。
一次情報(公式の案内)に基づいた対応を知ることで、トラブルの長期化を防ぎやすくなります。
初めて相談する人向け:相談前に準備すべきこと
はじめて相談する場面では、「何を伝えればいいのか分からない」「この状態で相談して大丈夫?」と不安になることがあります。
ですが、少し準備しておくだけで相談はスムーズになり、的確な案内を受けやすくなります。
ここでは、相談の前に整えておきたいポイントをまとめました。
完璧に揃っていなくても問題ありません。「分かる範囲で整理する」だけでも十分です。
相談時に必要な情報チェックリスト
窓口では、状況を正しく把握するために一定の情報が求められます。事前にわかる範囲で整理しておくと、相談がスムーズに進みやすくなります。
- 相手の情報(プロフィール名・ID など)
- やり取りの日時と内容
- 要求された金額や理由
- 不安を感じたメッセージのスクショ
- 今どう困っているか(心理的不安でもOK)
スクショ・ログなど証拠の集め方
トラブルの場面では、相手がアカウントを削除したり、メッセージが消えたりすることがあります。証拠は「今すぐ」保存しておくことで、相談先での判断がしやすくなります。
スクショは時系列で残すと相談先が状況を理解しやすくなります。
- メッセージ画面のスクショ
- 相手のプロフィール画面
- 要求された金額やリンクの画面
- ログイン履歴や通知欄のスクショ
- 通話履歴(必要に応じて)
画像はアルバムの「フォルダ分け」やメモアプリに貼り付けておくと、相談時にすぐ見せられます。消えやすいURLや画面は、念のため文章でも控えておくと安心です。
NG行動:焦ってやりがちな失敗
不安が強いときほど、冷静な判断が難しくなりがちです。ただし、以下の行動は被害がさらに広がる可能性があるため避けてください。
- 不審な相手に返信する
- 説明を求められても個人情報を渡す
- 言われるままに支払う・課金する
- 不安でアカウントを突然削除する
- 怖くて証拠をすべて消してしまう
アカウントを消すと、相談先で必要な情報が確認できなくなることがあります。いったん落ち着き、次に何をすべきか整理してから動きましょう。
「どうしたらいいか分からない」と思った時点で、早めに相談するのが一番安全です。
まとめ:迷ったらこの基準で「相談先」を決めればOK
ここまで、相談先の選び方や状況別の判断方法を整理してきましたが、迷ったときは次の基準だけ思い出せば大丈夫です。
落ち着いて、あなたの状況に一番近いものを選んでみてください。
- お金の不安 → 消費者ホットライン188
- 危険・脅し・強い不安 → 警察相談 #9110
- 契約・返金・法的判断が必要 → 法テラス
どれに当てはまるか分からないときは、複数の窓口に相談しても問題ありません。
無料で相談できる機関も多く、早めに一度話を聞いてもらうだけでも状況が整理され、安心につながります。

